最近のパソコンは初心者でも操作しやすいように工夫されていますが、それがかえってパソコンを分かりづらくしています。仕事で使うには結局、専門的な知識が必要になるので、パソコンを使う上で知っておいた方が良いことを、なるべく分かりやすく解説します。
トップページ > インターネットの基礎 > インターネットを直接利用できるのは、全世界で42億台

インターネットを直接利用できるのは、全世界で42億台

実は、インターネットを直接利用できるパソコンは、全世界で42億台です。多いと思った人もいるかもしれませんが、42億台だと、世界の人口より少ないのです。インターネットをしない国の人もいるでしょうが、日本ではパソコンだけでなく携帯電話でもインターネットに接続できますし、個人だけでなく企業が会社でインターネットを利用することも考えると、足りなくなる可能性が出てきます。じゃあどうしましょう?

実は、すべてのパソコンが、直接インターネットを利用できるパソコンである必要はないのです。

ここでちょっと例を出して説明しましょう。

この世の中に、英語の話せる人は42億人しかいないとします。(何という無理のある設定)

では英語を話せない人は、外国人の人と話すことはできないのでしょうか?

ところが幸いなことに、身近に通訳さんがいました。この人は英語が話せる42億人の中の一人です。

英語が話せない人は、自分の言いたいことを通訳さんにお願いして、外国人に伝えてもらえます。外国人が返した答えも、通訳して教えてもらえます。

そうです、間に通訳(パシリ)がいれば、直接英語が話せない人でも、目的が達成できるわけですね。
net3.jpg

これをパソコンに置き換えて考えると、インターネットに直接繋がったパソコンが1台あれば、そのパソコンにお願いして、インターネットから欲しいファイルを代わりにとってきてもらうことができるのです。このパシリにあたるパソコンのことを「プロキシサーバー」と言います。プロキシサーバーさえインターネットに繋がっていればいいわけなので、複数台パソコンがあっても、インターネットの回線契約は1つで済みます。なので大量のパソコンがある会社や学校でよく利用されています。

また、プロキシサーバーにはどのパソコンと何のファイルをやり取りしたかがすべて記録に残っているので、会社や学校で変なホームページを見ていると、簡単にバレますよ。

net4.jpg

でも、自宅のパソコン1台をプロキシサーバーに仕立てるのは敷居が高いので、同じ働きをする「ルーター」という専用装置が売られています。この場合、直接インターネットに繋がっているのはルーターであって、各パソコンはルーターにお願いしてファイルをやり取りしているということになります。

ルーターは、無線の「アクセスポイント」と一体型になった「無線ルーター」という製品で売られている場合も多いので、一緒に考えてしまっている人も多いのですが、無線の「アクセスポイント」とは、自宅まで引っ張ってきた有線のインターネットの線を、その場所から半径約百メートルの範囲内で、無線でインターネットできるようにする装置のことで、コードレス電話機でいうところの親機にあたります。(パソコン側には子機にあたる無線LANアダプタが必要です。最近は内蔵しているノートパソコンも多いです) これに先ほど説明したルーターの機能を付け加えたものが、無線ルーターというわけです。

無線LANは、PHSや携帯電話を使ったインターネット接続と同様、パソコン自体にケーブルを繋ぐ必要がない点では似ているのですが、あくまでも自宅に有線のインターネット回線があり、そこに無線の「アクセスポイント」を設置して初めて使えるものですので、勘違いのないように気をつけましょう。