最近のパソコンは初心者でも操作しやすいように工夫されていますが、それがかえってパソコンを分かりづらくしています。仕事で使うには結局、専門的な知識が必要になるので、パソコンを使う上で知っておいた方が良いことを、なるべく分かりやすく解説します。

パソコンの基礎

いつも32個のスイッチを動かす必要はない

パソコンにはスイッチが32個入っているので、各部品に最大で42億通りの命令を出すことができます。しかし、必ずしもいつも42億通りもの数が必要になるわけではありません。

例えば「人間の目は1670万色以上の微妙な色の違いは見分けられない」「耳に関しては65536通りの音を認識できれば十分」と言われています。以下の表を見れば分かりますが、スイッチを24個使えば1670万通り、16個使えば65536通りになります。32個全部使う必要はないのです。

スイッチの数電気の流し方
1個2通り
8個256通り
16個65536通り
24個約1670万通り
32個約42億通り


前のページで解説したようにスイッチが入っていない状態を「A」、スイッチが入っている状態を「B」で表すと、スイッチが32個あれば

 「AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA」~「BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB」

と、32個の文字を書かないといけません。でも24個でよければ

 「AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA」〜「BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB」

と、8文字分短くて済みます。16個でよければさらに短くなって

 「AAAAAAAAAAAAAAAA」〜「BBBBBBBBBBBBBBBB」

となります。コンピューターも人間と同じで楽がしたいので、小さな数しか使わない時は、動かすスイッチの数は少ない方がいいのです。
次のページ ≫ 1 2 3 4 5