最近のパソコンは初心者でも操作しやすいように工夫されていますが、それがかえってパソコンを分かりづらくしています。仕事で使うには結局、専門的な知識が必要になるので、パソコンを使う上で知っておいた方が良いことを、なるべく分かりやすく解説します。

パソコンの基礎

ビットとバイト

今までパソコンの中には32個のスイッチが入っていると説明してきましたが、このスイッチのことを「ビット」と言います。スイッチが32個入っているパソコンなら「32ビットパソコン」です。

人間の目は1670万色で十分なので、1670万通りになるよう24個のスイッチだけを動かします。なので皆さんが持ってるデジタルカメラや携帯電話についているカメラで撮影した画像は24ビットです。

耳に関しては65536通りの音で十分なので、65536通りになるよう、16個のスイッチだけを動かします。なので皆さんが聴いている音楽CDの曲は16ビットです。

では、文字についてはどうでしょうか?

コンピューターはもともと外国生まれなので、基本的に使える文字は英語です。アルファベットの大文字小文字、数字と一部の記号を合わせても、256文字もあれば足ります。
 ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz1234567890+-…
256文字使い切るにはまだ空きがあったので、コンピューターが日本に来た時に、日本語のカタカナを当てはめていきました。
 アイウエオカキクケコサシスセソタチツテトナニヌネノハヒフヘホマミムメモヤユヨラリルレロワヲンャュョッ…
いわゆる「半角カタカナ」と呼ばれている文字です。「半角英数字」と合わせて「半角文字」と呼びます。

256文字はスイッチを8つ使えばできるので、半角文字は8ビットです。

文字はパソコンで一番よく使うので、「バイト」という単位が作られました。1文字が1バイト。つまり「1バイト=8ビット」です。1,000バイト集まると、1キロバイトという単位になります。1,000倍になるごとに以下のような呼び方になります。

 書き方読み方バイトに直すと文字数に直すと
1KB1キロバイト1,000バイト半角文字1,000文字
1MB
1メガバイト1,000,000バイト半角文字100万文字
1GB
1ギガバイト1,000,000,000バイト半角文字10億文字
1TB
1テラバイト1,000,000,000,000バイト半角文字1兆文字
※厳密に言うと1,000倍ではなく1,024倍

ハードディスクやUSBメモリ、SDカードなどの容量はバイトで表記されていますが、インターネットの回線速度はビットで表示されています。「1バイト=8ビット」ということはビットをバイトに直すには8で割ればいいので、光ファイバーが100Mbpsと書いてあるのは100÷8で、1秒間に12.5MBのスピードというわけです。「ビット」と「バイト」、混同しないように気をつけましょう。


また、日本語にはカタカナだけではなく平仮名もあるし、何より大量の漢字があります。とても256通りに収まりきれるものではありません。そこで、動かすスイッチの数を倍の16個(1文字を16ビット)にして、65536個までの文字を区別できるようにしました。これを「全角文字」と呼びます。見た目にも区別しやすいように、全角文字は半角文字の倍の幅で表示されるようになっています。その際、英数字とカタカナにも倍の幅の文字を作ったので、英数字とカタカナに関しては半角文字と全角文字の2種類があり、それぞれ別々の文字として扱われます。

 [半角文字] 123ABCアイウ+-  [全角文字] 123ABCアイウ+−あいう一二三

また全角文字は16ビットなので、1文字が2バイトになります。そのため、「2バイト文字」という言い方もします。半角文字の2倍の容量になるので、半角文字なら1MBで100万文字のところが、全角文字だと50万文字になります。

公式: 1バイト=8ビット


これでだいぶパソコンのことが分かりましたね?続いて「Windowsの基礎」では、世界中のほとんどのパソコンに最初から入っている「Windows」について、解説していきます。
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